★第５回★

～前回までのあらすじ～

美星のスーパーアイドルアルト姫と、白馬に蹴られた王子ミハエルは幾多の苦難を乗り越え、ようやく悪のドラゴン・オズマリーファイアーを倒すことに成功した。
しかし故郷へ凱旋しようとしたとき、ふたりの間に亀裂が走る！
なんと王子ミハエルはあろうことか浮気をしていたのだ！


「え、そんな内容でしたっけ？」
「なんだよルカ、もう忘れたのか？」

「てめえミシェル！一体これはどういうことなんだ！」
「まて、落ち着けアルト姫。これは何かの間違いだ」
「間違いだと！？じゃあどうして俺が大切にしていたぱんつが地球へ送られてるんだ？」
「それは・・・まあなんだ、きっと似たようなぱんつがうっかり落ちていたに違いない」
「うっかり落ちるかそんなもん！それにあのアップリケには小さく名前を書いてあったんだ！」
「名前は確認されてないぞ？きっと別のものだよ」
「でも！！」
「ほらアルト、そんな顔してたらせっかくの美人が台無しだぞ～？」
「うるさい！もうおまえなんか・・・おまえなんか・・・」
「ちょ、おいアルト姫？」

どんっ

「うわっ」
「えいっ」

ぐるぐるぐるっ

「ええ！？ちょっ、待て！何でこんなところにタイミングよく俺のバルキリーが！？て、手を縛るな！」
「操縦はオートで、座標確認」
「え、ちょっと姫！？何してんの！？オートって何！？」
「おまえそれじゃ操縦できないだろ。安心しろってちゃんと自動で飛んでくれるから」
「いやいやいや無理！それ無理だから！！」
「じゃ、いってらっしゃいミシェル！テイクオフ！」
「うわああああああああああああああああああああああああああああ！？」
「飛んでっけー」

びゅーん


きらっ★



＜次回予告＞
銀河のお星様になってしまったミシェル。
だが彼が辿り着いたところは、予想外の場所だった！
次回、「ミハエル・ブランのときめき★フルバースト！」
かの伝説の青い星で、彼は運命の出会いを果たす・・・・。