不発ダーン

「俺、将来息子が生まれたら名前を【イクト】てつけるって決めてるんだ。そんで、ヴァイオリンを習わせる。俺に似て絶対イケメンに育つから、そしたら猫耳とかしっぽつけて遊んでやるんだー！きっと可愛いだろうなあ・・・」

「アルト。その法則でいくと、将来そのイクトくんは家出したおまえのせいで早乙女家の呪縛にとらわれて無理矢理歌舞伎役者としての人生を歩まされるんだが」

「それはらめぇぇええええ！！」

「妹だ。アルト、妹も産め」

「そ、そうか！そしてアイドルになればいいんだな！」

「ああ。それからイクトくんに惹かれつつ妹ちゃんと友人関係を結ぶことになるツンデレ娘を探して来い」

「分かった、ちょっとシェリルに電話してみる」

「え？」

「え？」