真木>では今回の件はいったん保留ということで。
兵部>そうだね。あ、それよりさあ
葉 >まーた始まったよ
兵部>何か言った?
葉 >いやべつに
兵部>さっき本棚整理してたら懐かしいものを見つけたよ
紅葉>なに?
兵部>ふっふっふっ。アルバム~
真木>……アルバム、ですか
兵部>そう。君たちの成長の記録もちゃんと残してあるからね
紅葉>うわ見たい!それ見たい!
兵部>そうだ、ちょっと待って、今おもしろい写真をスキャンしてアップするから
真木>え、ちょっと少佐!?
葉 >すっげーいやな予感がするんだけど
兵部>はいこれ。クリッククリック
真木>ちょ、うわあああああ!?少佐!何ですかこれ!?
葉 >うわー真木さん若い!いくつのだこれ?てか何で涙目?www
兵部>これはちょうど16歳だね。僕が不二子さんに捕まっちゃって、泣きながら僕を探しているのを感知したからこっそり記念にシャッター押しといた
紅葉>あはは!性格悪ッ!!
真木>あ、あんたそんなことしてたんですか…!!こっちは必死に…ッ!!
兵部>いや~あの頃は可愛かったなあ。泣きじゃくりながら必死で僕の名前呼びながらそこらじゅう飛び回ってさあ、バベルに単独で攻撃しかけようとして、逆に捕まりそうになってふらふら逃げたりしたよなあ
真木>ていうか何でそんなこと知ってるんですか!見てたんですか!?
紅葉>ちょwwwww
葉 >うわあ知らなかった。真木さん大泣きしたんだあのとき
真木>おまえらだって泣いただろう!?
紅葉>覚えてないわ
葉 >証拠あんの?
真木>くっ……
兵部>この日の晩は枕びしょびしょだったんだよな。涙で
真木>!?
兵部>えーっと、何だっけ。『何でも言うこと聞くから神様お願いします少佐を返して下さい、俺は少佐がいないと…』
真木>うあああああ!!急用!思い出したので!落ちます!!!
【真木】さんがログアウトしました
葉 >うはwwwww
紅葉>それでそれで?
兵部>そうそう、こっちはバベルの監視なんてかるーく抜けられるからさ、あんまりあいつが可哀そうだから、ひょっこりこそっと抜け出して帰ったわけ。で、そのとき撮ったあいつの写真これね
葉 >wwwwwwwwちょ、まじで!?泣いてる!?泣きながら寝てるwww
紅葉>やだ可愛いー!!
兵部>あいつひとりで泣き寝入りしてたからさあ、起こすのも何かあれだったから、君たちのとこに顔だして、ご飯食べて、本を何冊か持ってイーストエデンに戻ったんだよね
葉 >もうちょっと落ち着いて待ってれば会えたのになあ
紅葉>三日後に普通に少佐が帰ってきたから真木ちゃんすごい剣幕で怒ってたっけ
兵部>ああ、そのときの写真はこれな
葉 >なんでいちいち撮ってんだよ。ていうかいつ撮ったんだよ
兵部>え、子供たちの成長の記録を撮るのは当たり前だろ
紅葉>後々真木ちゃんをいびるためにやってるとしか
葉 >何年計画の嫌がらせだよ
兵部>ちゃんと君らのもあるぜ?見る?
紅葉>あ、昼ドラが始まるから私落ちるわ
【紅葉】さんがログアウトしました
葉 >えーとえーと、俺もちょっと・・・
兵部>そう?じゃあ君のこの写真はサーバーにアップしておいて、あとでメンバー全員にアドレス書いたメール送っておくよ
葉 >ジジィてめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
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